医学部の勉強とはどんなものか。 うまく乗り越えるために必要なこと。

久しぶりの更新ですね。

ヒマだったので思い出してブログを開いてみたら、6か月で24アクセスもあったということで、驚きましたね。誰か見てくれるならもうちょっと書いてみるかと思い、書いていきます。

 

ということで今回は医学部の勉強について書いていきたいと思います。

 

医学部の勉強と言ったら皆さんどんなものを想像するでしょうか。

医学部を卒業したら医師っていうすごい職業?になるんだからすごいことをいっぱい勉強しなきゃいけないんだ~みたいなことを思っている人もいるかもしれません。

一般の人の理解もこんな感じだと思います。

 

ただ医学部に入ってから求められる勉強というのは、大学受験の勉強や高校までの勉強とはかなり毛色が異なります。

 

大学受験で非常に勉強ができたやつが、医学部の勉強では必死に勉強してるのに留年スレスレ、別にそんなに勉強ができなかった奴がフラフラ遊びながら全教科余裕で受かってるなんてことはよくあります。

 

例えば現役でセンターで96%とって入ってきたやつが必死に勉強してるのに毎回再試にかかって飲み会で泣き出すなんてことが起こりえます。最初は自分もこいつ賢いんやから、医学部の勉強に慣れてきたら何とかなるやろと思って眺めてましたが、結局ずっとそのままでした。

 

なんでこんなことが起こりうるかというと、医学部の勉強というのは大学受験までの勉強とは全くルールが違うからです。ルールが違うとそのゲームで強い奴というのも変わってきます。

そしてそのルールとはほぼ完全に単純な暗記です。

 

そして自分が考察するに、暗記ゲーの難易度というのは純粋に、

 

①暗記する量

②暗記する知識の質

③暗記する本人の能力、健康状態

 

の3つで決まります。

 

それぞれ解説していきます。

 

まず①暗記する量です。

 

まぁ普通に考えて、暗記する量が多いのと小さいのとでは難易度は全く違いますよね。

英語の辞書一冊を一言一句覚えるのと、英単語3個覚えるのでは全然違います。

 

医学部の勉強でも同じです。

 

ただ医学部というのは比較的真面目な人が集まりやすい学部です。

特に推薦できた人などは高校の勉強など真面目にやってきた人でしょうからその傾向が強いように感じます。

 

そうすると、診療科のテストなどで、先生が推奨するやたら分厚い専門書を馬鹿正直に持ってきて、それを端から端まで、先生のレジュメを持ってきて、それを端から端まで、馬鹿正直に読もうとする人が出てくるわけですね。

 

そんな量覚えなくていいのに、先ほどの例えでいうと、試験を受かるのには英単語3個覚えるだけでいいのに、英語の辞書一冊を一言一句覚えようとするわけですね。

 

そうすると、毎回毎回試験の度に死にそうになる。

例え当人の能力が高くても落ちるということになりやすいわけです。

 

じゃあどうすればいいんだという話ですが、純粋にインプットする知識の量を減らせばいいわけです。

真面目な人には不安な話かもしれませんが、必要最小限の知識をインプットして、それ以外の邪魔な知識(試験に出ない可能性の高い知識)は完全にシャットアウトすることが必要になります。

 

医学というのは奥が深いです。細かく掘り下げようと思ったら、無限に情報がわいてきます。そういうのをいちいち覚えていたらきりがないので、試験に出そうなところだけ覚えるという割り切りが必要になります。

 

つぎに②暗記する知識の質ですが、

 

これはまぁ当然ですね。

理解して覚えなきゃ、字面だけ覚えてもなんの役にも立ちません。

 

それで③暗記する本人の能力、健康状態です。

 

まず能力から行きましょう。

当然ですが、暗記する能力というのは人によって違います。見ただけで一瞬で覚えれる人もいれば、何回やっても覚えられない人もいます。

 

ただほとんどの人は大丈夫です。そんなに高度な暗記能力はいりません。

しかしごくまれに暗記能力が絶望的にないために単位を落とし続ける人がいます。某ル〇ファーさんなどもその類ではないでしょうか。

 

そういう人は何種類かに分けられます。

まず数学だけ異常にできて、それ以外が致命的な人。

次に全体的に能力の低い人。(多浪の人など)

そして年齢的に厳しい人。

 

この暗記能力が極端に低い人は悲しいですが、医学部の勉強ではかなりのハードゲームを強いられるでしょう。というか数学だけ異常にできる人は違う学部に行った方が幸せになれると思います。

 

そして次が健康状態です。

実はこれが今までの中で一番重要です。

 

元気ですかー!元気があれば何でもできる!!

 

https://prcm.jp/album/hikaru0517/pic/17099390

 

と昔の偉い人が言ったそうですが、

逆にいうと、元気がないと何もできません。

 

というわけで、毎年元気がなくなってしまった学生が試験に来なくなり、フェードアウトしていきます。

元気がなくなる、つまり精神的にダメになるということです。

 

1学年あたり毎年1人、2人ぐらいでしょうか。

というわけで、卒業するころにはどんなに進級がぬるい大学でも10人前後は留年しています。

 

いままで書いてきた①暗記する量②暗記する知識の質、③暗記する本人の能力は多少ダメでも、他の人よりも難易度が上がるだけで時間をかければクリアできます。

 


ただ最後の健康状態、この場合精神面での健康状態というのはダメになってしまうと、そこで時が止まってしまいます。

そして回復すればいいですが、回復しないと、そのまま退学、放校。ついさっきまで、両親、親戚一同から期待の星だったのが、いきなり不良債権化。この先人生どうしようかという話になります。医学部云々だけでなく、本人の人生にとって非常に不幸なことになります。

 

というわけで、今まで書いてきた中で実は一番重要なのが健康状態というのがご理解いただけたでしょうか。

 

ということで、今まで書いてきましたが、これまで書いてきたことを逆に考えると、医学部の勉強で強い奴というのは、

①試験に出るところを確実におさえて効率よく勉強してる。②ちゃんと理解して関連付けて覚えている。③暗記能力が高く、精神的に安定している。

という人になるわけです。

 

こう書くと当たり前のことですね。

 

ただ今まで培ってきた自分の勉強スタイルを変えれない、メンタルが弱いなどの人は前述したように厳しい戦いを強いられることがあります。

 

まぁただ大概の人は大丈夫です。メンタルさえ健康であればいつかはクリアできるようになっています。そんなに心配することはないと思います。

 

以上。