医学部においてどんな部活に入るべきか

今回は医学部でどんな部活に入るべきか書こうと思います。

 

ただこれに関しては、これが正解だ!唯一無二だ!真実はいつも一つ!!
というわけにはいかないので、軽く聞き流す程度にしておいてください。

 

自己紹介しておきますと、自分は地方国立医学部の6回生で、卒試の勉強をしている最中という段階です。6年間医学部にいるので、比較的参考になるかと思います。

 

まず部活に入るにおいて大きく三つの道があります。

・今までやっていたスポーツをやる

・大学から新しく始める

・運動部以外をやる(写真部、ハイキング、釣りなど)

 

このなかでは今までやっていたスポーツをやる、これが一番多いと思います。一から、初心者からやるよりハードルも低く、気楽ですし、楽しいでしょう。

 

じゃあ、高校までやってた部活を自動的に選べばいいんだな。となるかもしれませんが、それもちょっと違います。

 

私が考える入るべき部活の条件というのは、ここら辺かと考えます。

 

 

①雰囲気があってる

これはまぁ大事ですよね。ご存じのように部活によってキャラっていうのは変わってきます。自分に合ったところに入りましょう

 

自分の大学では

サッカー、野球、バドミントン→ちゃらめ。ラグビー→頭おかしい、鉄の結束。

水泳、陸上→真面目。

みたいな感じでしょうか。

 

ただかなり大学によって差があります。死ぬほどチャラい水泳部もあれば、めちゃくちゃ硬派なバドミントン部もあります。

ただラグビー部っていうのは例外で、おそらくどの大学でも一番頭がおかしい人が集まる印象があります。

頭がおかしい男たちと熱い青春をすごしたい人はラグビー部に入りましょう。

 

②人間関係が良好そう

これもまぁ大事ですよね。ただ、部員間で仲がいいのか、もめてるのか本当のところはちょっと見えにくいかもしれません。

 

③男女比が半々ぐらい

これも大事です。ただ必ずしも半々である必要はないです、どっちかに偏りすぎてるのは望ましくないということです。

 

これは恋愛の面からも、組織が円滑に回るためにも重要だと考えます。

 

まずおそらく皆さん大学に入ったら、恋人を作りたいと思うでしょう。

ただ特に地方の医学部では自分の大学の医学部(看護学部)以外と関わることはほぼありません。

 

そこで付き合うとしたら、医学部の同期か、部活関係の人、(バイト関係の人)ぐらいになります。

 

それで医学部の同期というのは100人程度で、同じメンツでずっと6年間過ごすことになります。新しく供給されるのは留年して降ってくる人以外いません。

部活に異性が少ない場合、必然的に医学部の同期から探さざるを得なくなります。それで医学部の同期でもいい人がいない、または付き合ってたが別れたとなると、新しく同期が増えることはないため、新たな供給もなくいよいよアテがなくなります。

 

ということで、男女比が半々ぐらいの部活に入っておいた方が、異性の供給という恋愛面でも望ましいでしょう。

 

また男ばかりだと汚すぎるし、女子ばかりだとダルいということで、やはり男女比が偏りすぎているのは望ましくないです。

 

また医学部というのは男子校、女子高出身者が多いです。変な大人にならないためにもいいリハビリになると思います。

 

④競技が好き

これもかなり重要ですね。

 

部活というのは人が入れ替わります。自分が入ったころの雰囲気が好きで入部しても、数年たてば半分以上入れ替わって、雰囲気が変わることもあります。

 

競技が好きな部活を選べば、人間関係で色々あっても、雰囲気が変わっても楽しく部活を続けれます。

 

⑤ブラック部活じゃない

当然ですね。

 

ただこれは新入生が数回の新歓で見極めるのは難しいです。

みんな良いように見せますからね。

 

他の部活の新歓に行ったときに、「~部も考えてるんですけど、~部ってどんな感じなんですかね?」というような感じで、他の部活の先輩に聞いてみるのが良いと思います。

 

「~部!~部も楽しそうやんね!」みたいな感じで返ってくれば問題ないです。「あ~、、、、」みたいな感じで返ってくる場合は避けるのが吉です。

 

すでに入る部活を決めていて、自分はここしかない!絶対この部活に入るんだ!みたいな固い意志を持ってても、一応他の部活の人に確認しといた方が良いと思いますよ。

そうやってブラック部活に入った人が次々失意のうちに退部するのもよく見るんでね。

 

まとめ

とまぁこんなところでしょうか。

 

ここまで書いてきましたが、こうやってみると当然のことばかりですね。

まぁそれぐらい、部活の選び方にこれが正解だ!っていうものはないってことです。

 

直感で良さそうだなぁって思った部活に入るのが良いんじゃないでしょうか。

まぁ大体どの部活でもそこそこ楽しいと思います。

 

そして個人的なおすすめとしては、こういったいい感じのメインの運動部を一つ選んで入部しつつ、サブでお遊び的な軽い部活を兼部することです。

 

軽い部活をもう一つ兼部することで、つながりも増えますし、仲のいい人も増えます。

また医学部というのは情報がものをいう世界です。二つ入っておくことで様々な情報をもらえるでしょう。

またメインの部活を楽しめなくなった、きつくなった時にもサブの方の部活に逃げれます。

 

サブの部活の選び方としては、負担が軽いこと、人数が多いこと、楽しそうなことを重視して決めるのが良いと考えます。

 

 

 

医学部入学が決まったら、入学前にしておくべきこと

今回は自分が医学部入学決まった時、個人的に入学までにしておけば良かったなぁ~と思うことを書いていきます。

 

自己紹介しておきますと、自分は地方国立医学部の6回生で、卒試の勉強をしている最中という段階です。6年間医学部にいるので、比較的参考になるかと思います。

 

個人的に入学までにしておけば良かったことは以下の通りです。

①運転免許取得

まずは車の運転免許取得です。

 

多くの人が進学するであろう地方医学部では、車か原付か何かしらの移動手段は必須です。また都会の医学部に行かれる方も、将来的に医師は車は必要になってくる場合が多いと思います。理由としては、将来バイトに行くときなどに車は必要になってくるからです。

 

ということで、医学部いく上で車の運転免許はとっておいた方が良いということですね。

 

それで、なぜ入学前に車の免許を取っておくべきかといいますと、まずとれるんだったら早めにとっておいたほうがいいということ。車を最初から買ってもらえることが決まっているんでしたら、入学前に免許を取っておくと、1回生の一番最初から車ありの快適な生活を送れます。

 

また入学前に取らなかったら、とるタイミングとしては、基本的には普段の大学生活の合間に通いで免許取得するか、夏休みに合宿で免許取得するの二択になるわけですが、医学生というのは他の大学生よりちょっと忙しいです。

 

まず通いで免許取得することも全然できるんですが、テスト、部活、バイトなどでバタバタしているなか、自動車学校も通うとなるとスケジュール的に窮屈になります。

 

つぎに夏休みに合宿でとるということに関しても、全然問題ないのですが、部活に入っていると夏休みは西医体があります。部活の練習して、西医体いって、免許合宿いくと、貴重な一回生の夏休みがそれでつぶれる可能性があります。

 

大学に入ってから免許通ってると、なんであの受験後のくそヒマな時に取っとかなかったんだと後悔します。自分は後悔しました。

 

ということで、合格が分かって入学までの期間、どうせヒマですので、その間に自動車免許を取っておくことをお勧めします。

 

②よりよい部屋探し

これは実家の人には関係ない話ですが、一人暮らしの方にはよりよい部屋探しというのは非常に重要だと考えます。

 

何しろ最低でも6年間そこに住むことになるわけですから、bestな部屋を探すべきです。妥協すべきではありません。

 

自分は入学時のスケジュールがキツキツだったので、十分に部屋探しできず、非常に後悔しました。結局今は別の部屋に引っ越しています。

 

どういう部屋が望ましいかというのはまた別の記事でまとめようと思います。

 

③どんな部活があるか、ネット、SNSで下見

基本的に医学生は少なくとも一つは部活に入るものですので、どんな部活があるか、どれぐらいのハードさか、新歓の予定なども見ておいた方が良いでしょう。

 

入学してから、部活の勧誘や、部活動紹介などされますが、ある程度めぼしをつけておくことは重要です。

hemuhemux.hatenablog.com

hemuhemux.hatenablog.com

とりあえずはこんなところでしょうか。

要するに、入学する前に免許とっておいて、良い部屋見つけようってことです。

他にも色々細かいこうしておけばよかったということはありますが、すべての新入生に当てはまるのは上の3つだと思います。

ではでは。

 

医学部の勉強とはどんなものか。 うまく乗り越えるために必要なこと。

久しぶりの更新ですね。

ヒマだったので思い出してブログを開いてみたら、6か月で24アクセスもあったということで、驚きましたね。誰か見てくれるならもうちょっと書いてみるかと思い、書いていきます。

 

ということで今回は医学部の勉強について書いていきたいと思います。

 

医学部の勉強と言ったら皆さんどんなものを想像するでしょうか。

医学部を卒業したら医師っていうすごい職業?になるんだからすごいことをいっぱい勉強しなきゃいけないんだ~みたいなことを思っている人もいるかもしれません。

一般の人の理解もこんな感じだと思います。

 

ただ医学部に入ってから求められる勉強というのは、大学受験の勉強や高校までの勉強とはかなり毛色が異なります。

 

大学受験で非常に勉強ができたやつが、医学部の勉強では必死に勉強してるのに留年スレスレ、別にそんなに勉強ができなかった奴がフラフラ遊びながら全教科余裕で受かってるなんてことはよくあります。

 

例えば現役でセンターで96%とって入ってきたやつが必死に勉強してるのに毎回再試にかかって飲み会で泣き出すなんてことが起こりえます。最初は自分もこいつ賢いんやから、医学部の勉強に慣れてきたら何とかなるやろと思って眺めてましたが、結局ずっとそのままでした。

 

なんでこんなことが起こりうるかというと、医学部の勉強というのは大学受験までの勉強とは全くルールが違うからです。ルールが違うとそのゲームで強い奴というのも変わってきます。

そしてそのルールとはほぼ完全に単純な暗記です。

 

そして自分が考察するに、暗記ゲーの難易度というのは純粋に、

 

①暗記する量

②暗記する知識の質

③暗記する本人の能力、健康状態

 

の3つで決まります。

 

それぞれ解説していきます。

 

まず①暗記する量です。

 

まぁ普通に考えて、暗記する量が多いのと小さいのとでは難易度は全く違いますよね。

英語の辞書一冊を一言一句覚えるのと、英単語3個覚えるのでは全然違います。

 

医学部の勉強でも同じです。

 

ただ医学部というのは比較的真面目な人が集まりやすい学部です。

特に推薦できた人などは高校の勉強など真面目にやってきた人でしょうからその傾向が強いように感じます。

 

そうすると、診療科のテストなどで、先生が推奨するやたら分厚い専門書を馬鹿正直に持ってきて、それを端から端まで、先生のレジュメを持ってきて、それを端から端まで、馬鹿正直に読もうとする人が出てくるわけですね。

 

そんな量覚えなくていいのに、先ほどの例えでいうと、試験を受かるのには英単語3個覚えるだけでいいのに、英語の辞書一冊を一言一句覚えようとするわけですね。

 

そうすると、毎回毎回試験の度に死にそうになる。

例え当人の能力が高くても落ちるということになりやすいわけです。

 

じゃあどうすればいいんだという話ですが、純粋にインプットする知識の量を減らせばいいわけです。

真面目な人には不安な話かもしれませんが、必要最小限の知識をインプットして、それ以外の邪魔な知識(試験に出ない可能性の高い知識)は完全にシャットアウトすることが必要になります。

 

医学というのは奥が深いです。細かく掘り下げようと思ったら、無限に情報がわいてきます。そういうのをいちいち覚えていたらきりがないので、試験に出そうなところだけ覚えるという割り切りが必要になります。

 

つぎに②暗記する知識の質ですが、

 

これはまぁ当然ですね。

理解して覚えなきゃ、字面だけ覚えてもなんの役にも立ちません。

 

それで③暗記する本人の能力、健康状態です。

 

まず能力から行きましょう。

当然ですが、暗記する能力というのは人によって違います。見ただけで一瞬で覚えれる人もいれば、何回やっても覚えられない人もいます。

 

ただほとんどの人は大丈夫です。そんなに高度な暗記能力はいりません。

しかしごくまれに暗記能力が絶望的にないために単位を落とし続ける人がいます。某ル〇ファーさんなどもその類ではないでしょうか。

 

そういう人は何種類かに分けられます。

まず数学だけ異常にできて、それ以外が致命的な人。

次に全体的に能力の低い人。(多浪の人など)

そして年齢的に厳しい人。

 

この暗記能力が極端に低い人は悲しいですが、医学部の勉強ではかなりのハードゲームを強いられるでしょう。というか数学だけ異常にできる人は違う学部に行った方が幸せになれると思います。

 

そして次が健康状態です。

実はこれが今までの中で一番重要です。

 

元気ですかー!元気があれば何でもできる!!

 

https://prcm.jp/album/hikaru0517/pic/17099390

 

と昔の偉い人が言ったそうですが、

逆にいうと、元気がないと何もできません。

 

というわけで、毎年元気がなくなってしまった学生が試験に来なくなり、フェードアウトしていきます。

元気がなくなる、つまり精神的にダメになるということです。

 

1学年あたり毎年1人、2人ぐらいでしょうか。

というわけで、卒業するころにはどんなに進級がぬるい大学でも10人前後は留年しています。

 

いままで書いてきた①暗記する量②暗記する知識の質、③暗記する本人の能力は多少ダメでも、他の人よりも難易度が上がるだけで時間をかければクリアできます。

 


ただ最後の健康状態、この場合精神面での健康状態というのはダメになってしまうと、そこで時が止まってしまいます。

そして回復すればいいですが、回復しないと、そのまま退学、放校。ついさっきまで、両親、親戚一同から期待の星だったのが、いきなり不良債権化。この先人生どうしようかという話になります。医学部云々だけでなく、本人の人生にとって非常に不幸なことになります。

 

というわけで、今まで書いてきた中で実は一番重要なのが健康状態というのがご理解いただけたでしょうか。

 

ということで、今まで書いてきましたが、これまで書いてきたことを逆に考えると、医学部の勉強で強い奴というのは、

①試験に出るところを確実におさえて効率よく勉強してる。②ちゃんと理解して関連付けて覚えている。③暗記能力が高く、精神的に安定している。

という人になるわけです。

 

こう書くと当たり前のことですね。

 

ただ今まで培ってきた自分の勉強スタイルを変えれない、メンタルが弱いなどの人は前述したように厳しい戦いを強いられることがあります。

 

まぁただ大概の人は大丈夫です。メンタルさえ健康であればいつかはクリアできるようになっています。そんなに心配することはないと思います。

 

以上。

 

医学部において部活に入るべきか

今回は医学部で部活に入るべきかについて書いていこうと思います。

 

医学部志望または医学部に今入ったばっかりの方がよく抱く疑問だと思います

 

自分も新入生のころ、この疑問は持っていました。ただ大学に入学してちょっとすると、みんな部活に入りだして「おれ部活だから、今日はちょっと無理だわ」みたいな会話が飛び交い始めるんですね。

 

そうすると、自分も早くどっか部活に入らなきゃって気持ちになって、雰囲気のよさそうな部活に入部したわけですが、部活に入ってもう丸5年、結局入らなきゃいけないものだったのか、どうだったのかという話ですが、、、

 

結論から言います。

 

絶対どこかには入るべきです(一度は)。

 

これからその理由について書いていきたいと思います。

 

自分が考える医学部で部活に入るべき理由として、7つほどあげられます。

 

①他の人から、「君何部?」と聞かれたときのため

②社会性を身に着ける

③上下のつながり

④情報

⑤運動

⑥居場所

⑦青春

 

以上が自分が考える医学部で部活に入るべき理由です(①~⑦で優先順位はないです)。順に説明していきます。

 

まず①他の人から、「君何部?」と聞かれたときのため、です

 

どういうこと?とみなさん思うかもしれませんが、正直これが一番「一度は絶対」部活に入っとくべき消極的理由です。

 

実習が始まると、各科の先生方とお話しすることが増えます。またほとんどの先生はそこで初めましてです。そうなると大体「君どこ出身?」「何科志望?」「何部?」とこれらは絶対聞かれます。というか、それぐらいしか話すことないです。となると、科を回る、先生に会う度に「何部?」と聞かれることになります。

 

自分は1年半ほど実習しましたが、すでに数百回は「何部?」と聞かれたと思います。またこれは医学生の間だけでなく、研修医になっても、専門医になっても聞かれることがあります。「先生、何部だったの?」と。この時、部活に入ってないと、しゃべることがありません。

 

また医学部では部活に入ってない人は「ちょっと変な人なのかなぁ」という印象を与えます。

 

うーん、だからどうしたっていう話ですが、これから何百回、何千回と「先生、何部?」と聞かれる度に「部活6年間入っていませんでした」と言って、不思議がる先生になぜ部活に入っていなかったかを説明するの非常に面倒くさいと思います。

 

というわけで、後の話題のためにも部活とりあえず何かしら入っときましょう。

 

②社会性を身に着ける、ですが

 

まず新入生は少なからず、常識のない子が多いです。

 

例えば、敬語を使えない、頻繁に遅刻する、コミュニケーション(報連相)不足、なぜかプライドが非常に高い、先輩の車の中で味噌汁食うなどです。これらは別に非難している訳ではなく、医学部とこれまでの生活の常識がちょっと異なるのもあります。

 

また今までは勉強だけある程度できていれば、他は多少多めに見られていたのが、大学に入るとそうもいかなくなるってこともあるかもしれません。

 

何を隠そう、かつての私自身も常識のない新入生の一人でした。様々なことをやらかし、複数回、部長や先輩に呼び出されて、説教されてました(みな私が明らかに悪いんですが)。で、ある程度矯正されたと思います。

 

また大学の部活は今までの部活(中高)と違い、言ってしまえば完全に烏合の衆です。

 

医学科も看護科もその他の医療系学科(あれば)も入ります。出身地も違いますし、年齢も違います。学士さんもいるかもしれません。競技や部活に対するモチベーションも違います。ガチ勢もいれば、飲み会だけ楽しみにしてる奴もいます。

さらに都会の中高一貫進学校で育ってきたような人にとっては、今まで関わったことがないような人と関わることにもなるでしょう。

 

ということで、部員それぞれ、生まれも育ちも年齢も、部活や競技、飲み会にたいするモチベーションも全然違います。

 

この中で、(うまくいかないこともあるかもしれませんが)一つのチームとなって動いていく、仲良く円滑に活動していくというのは、これからの人生を生きる上でも非常にいい勉強になる経験だと思います。

 

ただ、みんな頭おかしい部活(各大学少なくとも一つはあります)に入った場合、逆にまともな人間から頭おかしい人間に矯正されるかもしれません(笑)。

 

③上下のつながり ですが、

 

医学部において上下のつながりは非常に重要です。普通に授業受けて、テスト受けてだと、横のつながりしかできません。これは情報的な面はもちろんですが、上の先輩は数年後の自分の姿です、数年後自分がどうしているかイメージする上でも重要です。

また上下で仲がいいと、楽しいです(単純ですが(笑))。

 

④情報ですが、

 

今時テストの過去問は大学のlineで流れてきますし、情報に関しては部活に入っていようがいまいが、大して変わらないと思います。部活に入っていなかったからと言って、情報がなく飢え死に(情報不足による留年)するわけではありません。

 

ただ部活に入っていることが、情報面で役に立つこともあります。

 

特にどのテストがやばい、どのテストがぬるいっていうのは、先輩からの情報で結構重要です。

 

どの科目も100%全力でやるっていうのは、ほぼ不可能です(山ほどテストあるで)。落としたらまずい(真面目にやらなきゃまずい)ところは80%程度でやって、どうでもいいところは30%ぐらいでやると楽に進級できます。

 

あと大体どの部活も、部活独自に資料(医学部のテストの資料)があって、それが結構役に立ったりします。

 

⑤運動ですが、

 

これは運動部に入った場合ですが、運動ができます。大学生になると、運動部に入らない限り、やはり運動する機会がないので、運動不足になります。

 

その面でも部活に入った方がいいと思います。

 

⑥居場所です。

 

これは非常に重要です。

自分もコロナで一度失ってから気づいたんですが、少なくとも自分にとって部活は「居場所」でした。

 

大学に入ると、多くの人が一人暮らしをすることになります。そうすると、やっぱり慣れないし、ちょっと孤立気味になるんですね。今までだったら、家に帰れば、家族という絶対的な「居場所」があったわけです。各家庭によるかもしれませんが、学校などで何かあっても、また家庭内で喧嘩しても、家族から永久に追い出されるってことはないと思います。何かあっても、ひどいことをやらかしても、最終的にどんなことでも受け入れてくれる絶対的な「居場所」があったわけです。

 

ただ大学に来て、新入生として一人暮らしすると、ちょくちょく薄いつながりはあっても、そういう今まであったような絶対的な「居場所」がなくなります。

 

その点、大学で初めて一人暮らしをした自分にとって部活は新しい「居場所」でした。

色々みんなでどこか遊びに行ったり、もし何かあっても、自分が多少やらかしても(笑)、最終的にはみんな受け入れてくれる。

そういう意味で自分にとって部活は「居場所」でしたし、非常に重要でしたね。

 

まぁこれが部活である必要はないんですが、部活が居場所になりえるケースもあるということで。

 

⑦青春(笑)ですが、

 

高校までで十分部活とかやったし、もういいよって方もいるかもしれませんが、

大学の部活は、②で申し上げたようにおそらく今までの部活とちょっと異なります。

 

また部活もないと、大学生活は、授業、テスト、(バイト)の繰り返しで終わります。

(まぁ部活に入っていても、部活、授業、テスト、(バイト)の繰り返しで大学生活終わるんですが)

 

部活に入っていると行事とかも色々ありますし、色々な人と関われるなど、ちょっとはメリハリができます。

 

ちょっとは青春できるんじゃないでしょうか。

 

と、ここまで部活に入るべき理由を書いてきたわけですが、やはり、部活に入ることで生じるデメリットも存在します。

 

これ以降は部活に入ることで生じるデメリットを書いていきたいと思います。部活に入ることで生じるデメリットは主に以下の3つがあげられます。

 

①時間的問題

②金銭的問題

③人間関係

 

では順に説明していきます。

 

①時間的問題ですが、

 

運動部であれば、大体週3回ほど練習があることが多いです。これに加えて行事もありますし、飲み会などもあります。そうすると、結構な時間を取られることになります。

 

他にバイトもあると、

部活のある日(平日) 9時~16時:大学の授業、17時~19時:部活、19時~20時:練習後に部員でご飯、21時~テスト勉強(テストがあれば)、その後ちょっとダラダラして就寝。

部活のない日(平日) 9時~16時:大学の授業、18時~バイト、21時~テスト勉強(テストがあれば)

部活のある日(土日) 9時~12時:部活、12時~13時:練習後に部員でご飯、ちょっとダラダラして、19時~部活の飲み会(あれば)

みたいな生活になるわけです。

 

そんなに忙しいわけではないですが、部活に入ると時間的余裕はなくなります。大学生活が部活、テスト、バイトで終わります。他に何か色々したい、新しいことを始めたい!って人は部活を引退するまで、まとまった時間は取れないかもしれません。

 

②金銭的問題ですが、

 

先ほど申し上げたように、部活に入ると色々と行事や飲み会が発生します。そうするとそこに当然お金がかかります。また練習後にみんなでご飯に行ったり、その際に後輩におごったりすると、これもまたお金がかかります。

 

さらに運動部だと、西医体、東医体というのがあって、これに行くのに関しては、宿泊料なども含めて毎年10万円以上かかる場合もあります。

 

また行事、飲み会があるといいましたが、これらはある程度強制参加なことが多いです。

 

飲み会に関しては、中には飲めない人、飲みたくない人もいるわけですが、そういう人でも一回6000円ほど(一次会、二次会)払って、飲めもしない飲み会に参加する必要があります(基本的に)。

 

自分の部活でも、この飲めない、飲みたくない人が、飲み会自由参加にしてほしいという旨のことを言って、多少議論になったこともあるんですが、それぞれ飲み会には趣旨がある(本新歓、追いコン、幹部交代会など)ということで、基本強制参加が貫かれました。

 

こう色々あって結構お金はかかるかもしれないです。特に兼部していると、ダブルでお金がかかるので、結構な費用負担になります。

 

③人間関係ですが、

 

人間関係で問題になることもあります。

 

部活や、競技、飲み会に対するモチベーションが人によって異なるので、そこで衝突が起こったり、また幹部になると、幹部内で衝突が起こることがあります。また、恋愛で部員の間でもつれがあったり、ひどい別れ方をするとどっちの肩を持つかでちょっと部内が割れたり、まぁ色々あります。

 

大学の部活に限らず、まぁどこでも色々ありますよね。

 

あと医学科の場合6年間いることになるので、最初の1、2、3年ぐらいの時は楽しいんですが、5年、6年といるとうんざりしてくることもあります(コミュニティーが狭いんで)。

 

人間関係に関してはこんな感じですかね。

 

とまぁ、以上デメリットに関してはこんな感じです。こう書くと、結構デメリットが多く感じてしまうかもしれません。

 

ただ先ほどあげた部活に入るべき理由から、一度は部活に入ることをおすすめします。

 

部活に入ったが、どうしてもいやになった、時間的、金銭的余裕が欲しくなった、他の部活に入りたくなったとなれば、やめればOKです。部活によりますが、途中でやめたり、途中で入ったりってことは結構あります。

 

1年生から6年生まで何が何でも拘束されるものではありません。

 

まぁ色々書きましたが、ほとんどの部活入ったら楽しいと思います。

 

楽しみにしておいていいと思いますよ。

 

 

 

医学部6年間の流れ(どうやって医者になっていくか)

どうも、こんにちは。

 

今回は医学部での流れを書いていきます。

 

1回生から6回生まで順に学年別に書いていきます。

長々書くのもしんどいし、書ききれなくなっちゃうので、比較的簡潔に書いています。

お付き合いいただければ幸いです。

では行きましょう。

 

【1回生】

まずはピカピカの1回生。

若さがまぶしいですねぇ(笑)。

 

おそらくまずどの大学も入学式の前にごちゃごちゃと説明会があります。

そこで、同期と初めて会うことになります。

SNSか何かでそれ以前から医学部の同期となる人とコミュニケーションとってた人もいますが。)

早めにしゃべれる奴を作っときましょう。

情報を共有して、みんなからおいていかれないためにも重要です。

 

で、新歓があります。

みなさんが想像しているものの倍ぐらい、勧誘激しいです。

みなさん、ひかないでくださいね(笑)。新歓しているのは2回生が中心です。

あなた方のたった一個上です。本気でひかれるとメンタルにきます(笑)。

で、自分は2.3個ぐらいしか行かなかったんですが、いろいろ行っておいた方がいいと思います。

全然知らない人の中に行くので疲れると思いますが、飯もタダですし、また同期の知り合いも増えます。

 

それで何個か新歓行って、どこかの部活に入部しましょう。(部活についての記事は後程書きます)

 

それで授業ですが、基本は本学で他学部の人が受けてるような共通教育を受けます。

一応忠告しておきますが、死ぬほどつまらないです。

他学部も偏差値が高いような大学(東大、京大、阪大など)は共通教育も結構ガチみたいですが、地方大学ではうんこみたいなくだらない授業を一年間延々と聞かされます。

 

最初みんな医学を勉強することにワクワク、目をピカピカさせて入学してくるんですが、まずやらされることは非常にくだらない共通教育です。

ここで、ほとんどの学生は勉強に対するモチベーションを失います。

 

進級に関してですが、おそらくどの大学でも一回生はまず間違いなくみんな進級できます。

1回生は結構時間があるので、1回生のうちに遊んでおきましょう。

 

【2回生】

で、2回生です。

 

1回生のころは何分なれないもので、多少黒歴史をつくることもありますが、ここら辺になるとだんだん大学生活にも慣れてきます。

自分は2回生が一番楽しかったですね。

 

部活に関してですが、今度は自分たちが新歓して、新入生を獲得してくる番です。

いっぱい新入生を入部させましょう。後輩ができて部活も楽しくなります。

 

そして2回生といったら何といっても解剖ですね。(東大は3回生から?みたいですが)

基本的に2回生のはじめごろから解剖が始まります。

 

実際の遺体を解剖するということで、受験生の方々など恐怖心を持っている方もいるかもしれませんが、

ご遺体はすでに亡くなっておられるので、当然ですが全く動きません(いきなり動いてびっくりさせてくるなんてことありません)。

また血も出ません(血は固まってます)。

死臭もしません(独特の非常に強い薬品の臭いがしますが)。

 

倒れる人がでるとかいう話も聞きますが、自分の代はいませんでした。

ただいきなりメスわたされて切れって言われるので、最初はちょっとビビりますね。

まぁ、開始30分ぐらいでみんな慣れます。安心してください。

 

あと解剖実習で一番大事なのが班ですね。

解剖実習は5.6人の班で献体を1人提供されて、共同作業で手引きに沿って解剖していきます。

で、解剖って朝から晩まで部屋に閉じ込められて、3か月程度ずっと同じ班員で共同作業するんですね。

班が良かったら天国です。本当に楽しいです。

ただ班が悪かったら地獄です。だいたい毎年、もめる班が何個か出ます。

あとずっと朝から晩まで一緒にいるということで、何組かカップルが誕生します。

かわいい子と同じ班になった方はラッキーです。

 

また解剖実習は覚えることが多いので、テストはちょっと大変です。

大学によっては解剖のテストが厳しいところもあるみたいですね。

ただ解剖の知識は医学の基礎になる極めて重要な知識なので、真面目に勉強しときましょう(どうせすぐ忘れますが)。

 

 

使うのはこの解剖の手引きって本です。たぶんどの大学もこれ使います。

高いし、解剖が終わったらもう使うこともないんで、貰うか、中古で買いましょう。

 

 

この小説、結構解剖実習での話が多めに書かれてるんですが、

解剖実習終わってから読むと結構面白かったですね。

解剖実習前に一回読んで、解剖実習後にまたもう一回読むのおすすめです。

 

また2回生の授業ですが、解剖以外は基礎医学の授業になります。

一応忠告しておきますが、くそつまらないです。

ピルビン酸がどうのこうのとか、TLRがどうのこうのとか、少なくとも自分は一切興味がわきませんでした。

解剖以外の基礎医学は、臨床医学とのつながりが見えにくいです。(病理、ウイルス、細菌、寄生虫はそうでもないかもしれません)

しかも教える人が、基礎医学の研究だけやってるような偏屈な医者(教授)で、別に教えるプロでもなんでもないので非常に理解しにくいです。

また教授の研究分野を延々と聞かされることもしばしばです。

 

またテストの合格基準がシビアなことが多々あります。

しかもそこで聞かれるのは、おそらくそのテストが終わったら二度と使うことのないであろう知識です(医師国家試験に基礎医学は基本でません)。

メンタル的にもかなり辛いです。

 

別に臨床やってるわけでもないんで、暇なんでしょうね。

大学によっては2回生が進級の壁ということも多いそうです。

 

【3回生】

次は3回生です。

 

部活では中堅どころですね。早いものです。

大学、部活によりますが、4回生が夏の西医体、東医体で引退すると、冬から幹部になります。

現役生では一番上です。

 

で、勉強に関しては待望の臨床医学が始まります。

待望とか書きましたが、そのうちだんだんみんなあきて、授業でスマホをいじるか、寝るようになります。

 

大学の授業全般に言えるのですが、これ別にプロが教えるわけじゃないんですよね。

じゃ誰が教えてくれるのかっていうと、臨床医学に関しては普通に大学病院で診療している先生がスライド作って講義してくれます。

忙しい中わざわざスライド作って、講義していただいて本当に頭が下がるんですが、まぁ、なんというか、、非常につまらないです。すみません。

 

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病気がみえる vol.2 循環器

病気がみえる vol.2 循環器

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で、教科書は基本みんなこれを使います。病気がみえるシリーズです。

こんな絵本みたいな本はダメだ!男は黙って成書だ!っていう教官もいますが、

 

内科学 第12版

↑こんなもん読めるか

 

というわけで、普通に病気がみえるシリーズを買って勉強しましょう。

これは基本的に6回生の国家試験の勉強まで使う非常に重要な参考書です。

これに関しては最新版を買いましょう。

 

あとテストはちょっと大変ですね。覚えることも多いんで。

ただ、基礎医学の時のような理不尽なテストはあまりない印象です。

また合格基準も基礎医学のときより、緩い傾向があります。

テストを作るのも普通に大学病院で診療、手術している医者です。

忙しいしあんまり再試験とかしてる暇ないんで、よっぽどじゃなかったら適当に受からせるっていう感じです(もちろん大学によりますが)。

 

【4回生】

4回生です。

 

部活に関しては基本的に夏の西医体、東医体にでて、その後引退することになります。

引退後も部活に行く、行かないは人によります。

 

また勉強に関しては、これも大学によりますが、残りの臨床科目のテストをこなした後、10月、11月前後にCBT、OSCEがあり、その後、臨床実習(ポリクリ)が始まります。

 

そのため4年は初めの半分が授業で、残りの半分は実習を行うことになります。

 

それで、CBT、OSCEとはなんぞやという話ですが、これらはいずれも臨床実習に入る段階で、ちゃんとある程度の知識、手技が身についているかを確認するテストです。

 

CBTではいままで勉強した基礎医学、内科、小児、産婦、マイナー科の知識をコンピューター上でテストします。

 

CBT例題(答えはC)
https://www.cato.or.jp/pdf/cbt_igaku2009.pdf


↑こんな感じのやつです。一日かけて300問近く解きます。

字小さくてフォントも見にくいですよね。本番もまさしくこんな感じです。

 

OSCEは主に、診察の流れ、技術をテストします。

 

CBT、OSCEはよっぽどでない限り、ほとんど全員受かります(これも大学によって異なりますが)。

CBT、OSCE合格後にstudent doctor という資格を与えられ、大学病院での実習(ポリクリ)が始まります。

 

Studend Doctor認定証
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000181632.pdf

 

合格すると↑こんな感じの認定証がもらえます。

もらえると結構うれしいです(笑)。

なくすと再発行に5000円近くかかるらしいので、なくさないようにしましょう。

 

ポリクリですが、大学病院にあるすべての診療科を大体1診療科2週間ずつおよそ1年かけて回ります。

 

実習、何するかって話ですが、

先生の外来に入って見学したり、手術の術野に入ったり(縫合とか最初メスで切ったりとかはやらしてくれることもあります)、カンファにでたり、入院患者の診察したりします。

あと先生のレクチャーがあります。

というわけで、3.4回生の時の講義の内容を覚えていなくても大丈夫です。(というか、みんな基本的にそのころになったらほとんど覚えてないです)

もう一回教えてくれます。

 

実習は基本的に先生の後ろにくっついていくだけです。

 

実習期間中は、1~4回生最初の講義がある時より、かなり時間があります。

他学部での大学生ぐらいには時間があります。

またテストもないので、精神的に楽です。

この時期に新しく趣味を始めたりする人もいます。

 

【5回生】

次は5回生です。

 

5回生は一番特に何もない学年です。

 

一生実習してるだけです。

 

ただ5回生の後半ごろからクリクラが始まります。

やることはポリクリと同じなんですが、外病院での実習があります。

遠いところだと宿舎に2週間とか1か月ほど泊まって、実習に行きます。

大学病院と比べると、来る患者さんの層とか集まる疾患も全然違うので新鮮です。

 

おそらく医学部6年間で5回生が最も時間があると思います。

 

遊んだり、いろいろ新しいこと始めてみましょう。

 

【6回生】

そして最後6回生ですね。

 

自分はまだ6回生ではないので、大まかな流れと先輩からの話で書きます。

6回生はやはり最後の学年ですし、ちょっとバタバタするみたいですね。

 

まず6回生の夏まで、引き続きクリクラがあります。

 

その後、夏休み期間の7.8月に初期研修の就職試験(マッチング)があります。

受けたいところを選んで、何個か受けます。

地域枠以外の人は、出身大学以外でもどこでも東京だろうが大阪だろうが、沖縄だろうがどこ受けてもいいです。

 

その後10月前後に卒業試験があります。

これは大学独自の試験で、各科の先生が出したいように出します。

これに合格すると2月に行われる国家試験に合格しようがしまいが、卒業になります。

 

それに加えて10月の末にマッチングの結果が発表されます。

ここで決まった病院に春から就職することになります。

マッチングでどの病院にも受からなかった場合は、2次、3次でどこかしら就職先を探すことになります。

 

また卒業試験が終わると、もちろん実習も終わり、学校に来なくてよくなります。

 

あとは2月に行われる国家試験にむけて勉強することになります。

 

 

国家試験の勉強には、基本的にみんな参考書に先ほどの「病気が見える」、問題集に上記の「クエスチョンバンク」、あとどこかの映像講義(Q-assist、mecなど)をとって勉強します(自分はQ-assist使ってます)。

 

lec.medilink-study.com

これはおそらくどの大学でも同じでしょう。

というわけで、地方大学に来ようが、都心部の大学だろうが、国家試験の勉強においてはほぼ格差はないと思います。個人がどれだけ勉強するかです。

 

www.m3e.jp

それで2月第一週に医師国家試験が行われ、3月中旬ごろに国家試験の結果が発表されます。

合格していれば、春からマッチングで決まった研修先で初期研修医として2年間働くことになります。

 

【結び】

これが大まかな医学部6年間の流れです。

かなり駆け足で書いてきましたが、いがだったでしょうか。

 

自分が受験で初めて今自分の通っている大学に来た時、ちょうどポリクリの実習生でしょうか、白衣を着た2.3人に出会って、かっこいいなぁ、すごいなぁと思ったわけですが

自分がいざその代になると、かつての受験生のころの自分とほとんど変わっていない、むしろ劣化していることに気づきます(自分だけかもしれませんが(笑))。

 

医師になるためには、医学部でいっぱい勉強して、いっぱい努力して、普通の人以上のことをしないと医師になれないんじゃないか、そう思う方もいると思いますが、(1回生ごろの自分はそう思ってました)

 

とりあえず、(進級のきびしくない)医学部ではみんなと同じことをやって、最低限Dutyさえこなしておけば、気が付かないうちに医師免許はもらえます。

 

ということで、安心してください。医学部にさえくれば、ぼーっとしていても最低限医師にはなれます(笑)。

 

その上で、やはり大学というのは人生最後の余暇、暇な時間が比較的あるときですから、

部活にバイトに恋愛にと色々な人と関わって、色々失敗もして(笑)、素敵な人間になれるよう、大学生活楽しんでください。

 

そのためにも、受験生の方は勉強頑張ってくださいね。

応援しています!

 

 

※上記の内容は大学、地域にによって多少異なる場合があります。

 

 

 

医学部の選び方

今回は、医学部の選び方について書いていきたいと思います。

 

医学部志望の方々は結構やはり悩むと思うんですね。

どの医学部を受けるかっていうのは。

少なくとも自分の周りは結構悩んでましたね。(で、大体どんどんレベルを下げていってました)

 

まぁ、結局学力との相談になってくるわけですが、

 

ただ、受験生の方にはあまり本当の意味で想像つかないかもしれませんが、受かったら

 

最低でも6年、その大学に通うんです

 

何言ってんだこいつって思うかもしれませんが。

6年って長いですよ。中高合わせたのと同じ長さ。

現役でも18~24歳。入ったころはピチピチの高校生みたいなのが、出るころにはアラサー近くなるんです。(悲しいなぁ・・・)

 

で、入ったら、もう卒業するしかないんですね。中退なんかした日にはちょっと医学に詳しい、プライドだけやけに高い、使えない職歴なしの高卒が誕生するわけです。こりゃ悲劇ですよ。

 

というわけで、医学部っていうのは基本的に入ったら、長期間出れません。

 

受験生の皆様方には想像つきにくいかもしれませんが、「6年は長い」それだけは心にとめておいてください。

 

で肝心の選ぶ基準ですが。。。。。

 

①進級のしやすさ>②立地(都会度、将来住みたいところ)>③医学部の歴史(宮廷とか..)>>④偏差値>>>>>⑤関連病院が多い

 

だと自分は考えます。国公立の場合です。私立では学費も入ってくるかもしれません。

 

①ですが、先ほど申し上げたように6年は長いです。

それで留年するとただでさえ長いのがさらに長くなります。

一年間無意味に過ごすことになります。

 

それだけにとどまらず、学年が繰り下がることによって、友達がいなくなり、孤立しやすくなります。するとメンタルを病みます。そうするとさらに留年しやすくなります(留年の最大のリスクファクターは留年といわれています)。また親族からの風当たりも強くなるでしょう。

 

また女子学生にとって、18~24歳ぐらいの年齢は重要なものであり、そこでの1年を無意味につぶしかねません。

 

また、留年せずに医師になっていたら得られたであろう収入(手取り1000万程度)を得られなくなり、損失になります。

 

さらに実際には留年しなくても、ちょっと足を踏み外したら留年という状況での学生生活はストレスフルなものになるでしょう

 

というわけで、進級しやすい大学を選びましょう。

 

それで、進級しやすい大学の探し方ですが、

まず周りの医学部志望の人などから話を聞きましょう。

また興味のある大学の医学生に直接聞きましょう。確実な情報をくれます。

 

そのほかには文部科学省が「全医学部の進級・卒業試験・医師医師国家試験(第???回)の合格率」というのを毎年出しているようなので、これの卒業率(6年ストレート率)を3年分ぐらい見ときましょう。ただこれは「6年」ストレート率です。あなたがもし受験生として、これは6年以上前のデータ(進級しやすさ)になります。6年で変わってるかもしれません。

 

また進級率というのは、代によって変わってきます。

高校などでもこの学年は優秀、この学年は終わってるみたいなのありますよね。

医学部でも学年によって、この学年は優秀、この学年はぶっとんでる、この学年はなぜか知らないけどやたら留年してるみたいなのはあるわけです。

 

また不慮の事故により、一学年だけ誰も予期しなかった大量殺人(留年)が起こることがあります。

 

自分の大学ではコロナ全盛期の際、新入生がここだけはさぼったらヤバイという科目をみんなでさぼって、1→2回生の進級で前代未聞の大量留年したことがありました。

コロナで部活もなく、上の代からの情報が伝わってなかったんでしょうね(涙)。

 

というわけで、複数年(2.3年程度)見といた方がいいでしょう。

 

dazaifu-academy.jp

この大宰府アカデミーなるところのサイトが見やすいですね。

まぁ、なかったら文部科学省のサイトから引っ張ってきてください。

 

www.saijuken.com

このサイトにも同じところからの出典で、大学の進級の緩さを書いています。

大体あってるんですが、ちょっと違うなというところもあります。

一年分のみの情報に基づいているからでしょうね。

 

で、まずどこを見ても、だれに聞いても進級が厳しいというところはやめましょう。

 

でも、こっちの方がちょっと偏差値が高い、魅力的なプログラム?がある、ここは名門らしいなど言いたいことはあるかもしれませんが、やめておきましょう。入ってから後悔しかねません。

 

医学部に入る最大の目的は、医師になることです。

(偏差値自慢するためでも何でもありません。)

 

医師になりやすい大学を選びましょう。

 

で、どこを見ても、誰に聞いても進級が緩いというところは.....

おめでとうございます。はいったら勉強で留年することはほぼないでしょう(笑)。

 

まぁとりあえず言いたいことは、

 

やたら進級が厳しいと評判の大学は避けてください。

 

②③ですが、一応優先順位つけていますが、

あなたが何を優先するかによって変わってきます。

 

②に関してですが、

 

選んだ大学に入学すると、最低でも6年その近辺に住むことになります。

自分が住みたいところを選びましょう。繰り返しになりますが6年は長いです。

立地に関しては真剣に考えた方がいいと思います。

 

また学力が許すなら、できるだけ自分が将来住みたいところを支配圏としている大学に入るのがいいでしょう。

 

東京なら東大、慶応、大阪なら阪大、香川だったら香川大などです。

 

医師になってからは出身大学はほぼ関係ないといいましたが、医師もやはり人間です。

自分の大学と同じ出身大学だと親しみもわきますし、出身大学の同期先輩後輩のつながりがあるのも強いです。情報も得やすくなるかもしれません。生え抜きの方が色々とやりやすいでしょう。

 

遠くの名門大学よりも、近所の大学の方がいいと思います。

 

ただ立地は結構偏差値と相関してくるので、本当に学力との相談ですね。

 

で、③に関してですが、

 

私は偏差値ではなく、あえて医学部の歴史を選びました。

 

どうしても大学にはヒエラルキーのようなものがあります。

個人単位では出身大学がどうのこうのということはほぼありませんが、

その地域でヒエラルキーの高い大学に入れるなら、入っとくに越したことはありません。

 

ただ大学のヒエラルキーというのは、かならずしも偏差値と相関しません。

 

要するに、どれぐらい昔からこの地域に居座ってるか(医師を供給しているか)に相関します。昔からずっと居座ってるやつが、強いわけです。中国四国では岡山大学、関西では京大、阪大などですね。

 

思いっきり偏差値通りやないかという声も聞こえてきますが..

 

例としていえば、関西では神戸大学大阪市立大学和歌山県立医科も似たようなものです(ヒエラルキーの話ではです。暴論かもしれませんが)。偏差値ではずいぶん違いますよね。ただこれらの大学は阪大、京大以外という点では同じです。

 

中国四国でも岡山大学が君臨していて、そのほかはみんな似たようなものです(ヒエラルキーの話ではです。暴論かもしれませんが)。香川大学高知大学にどっちが偉いもクソもありません。

 

受験生は偏差値で大学をやたら細かくランク付けしたがりますが、要するに大学の分類としては旧帝大(+旧帝大みたいなとこ)とその他っていう感じです。

その他はどこも似たようなものです。あの大学がこの大学よりちょっと偉いとかそんなことありません。

みんな違ってみんないいんです(笑)。

 

それとプラス繰り返しになりますが、

個人単位では出身大学がどうのこうのとかいうことはほぼないです(例外はありますが)。

それよりもっと大事なことが山ほどあります。

 

というか、こういったヒエラルキーうんぬんよりも先ほど書いたように、できるだけ自分が将来住みたいところを支配圏としている大学に入る方がいいと思います。そっちの方が将来色々とやりやすいと思います。

 

⑥の関連病院ですが、

 

自分が受験生のころにですね、この大学は関連病院が多いからここがいいんだとかいう話をちらほらきいたもので、入れてみました。

 

結論からいうと全く関係ないです。まず大前提として、入学した大学の圏内でしか医者できないなんてことは今の時代ありえないです(地域枠のぞく)。

 

とすると学生のうちに、入った大学の関連病院が多くて得する?ことは5回生の末ごろから始まる、外病院の実習(クリクラ)でいろんな病院を選べるってことだけです。(べつに得してるかというと?)

 

また実際に医者になって関連病院があっちこっちにある大学の医局に入ると、

京都府内の病院で働いてていたのが、医局人事で来年からは突然静岡の病院にとばされる。

また常勤先は京都の病院なのに非常勤として週に一回静岡にいかなければならない。

ということも起こりえるそうでいいことばっかりとは限りません。

 

ということで、入学する大学の関連病院が多い少ないは本当にどうでもいいです。(とくに学生のうちは)

 

ということで以上だらだらかいてきましたが、要するに進級がきついところは避けようということです。

 

何かの参考になれば幸いです。

では。

 

※今回の記事は主に国公立医学部の話です、私学はちょっと話が違うかもしれません。医学生が書いたものなので、大学のヒエラルキー、関連病院などの項目に関しては不正確な面があるかもしれません。また何個も医学部を渡り歩いてるわけではないので、大学、地域によっては少々話が異なるかもしれません。ご了承ください。

 

自己紹介&ブログの方向性

ブログはじめました。

 

自己紹介からさせていただくと、自分は関西の中高一貫校を卒業して、

今、地方の国立大学の医学部医学科の5回生をしています。

 

1か月後から最終学年です。

 

今は医学部にいますが、もともと前期は東大理一を受験していました。

が、後期の方で地方の医学部に来ることになりました。浪人は結局せず現役です。

普通の人から見るとちょっと不思議な経歴ですかね。

 

それで、自分は中高、受験生の時も通してずっと塾に入ってなくてですね、

高3のときは学校以外、ずっと家で自分の部屋にこもって勉強してました。(厳密にいえば塾の体験入学みたいなのには一回だけ行かされましたが..)

 

そうすると、やっぱり困ってくるのが、「情報」と「モチベーション」。

 

ずっと家で一人で勉強していると、情報もあまり入ってきませんし、

なにより、モチベーションの維持が大変でした。

 

そこで自分が息抜きにみていたのが、東大生のブログです。(東大志望だったんで)

ブログをみて実際の生の声を聴くと、勉強方法などの情報も得れます。

実際に受かっている人だから信用性もありますね。

また実際、大学生になったらどんな感じなのかというのも見れて、モチベーションにもなりました。

 

で、今度はもう自分が医学部での生活も終わりということで、

かつての自分と似たような人たちの何かの助けになればと、主に大学受験でのことや、医学部の生活、どんな感じで医師になっていくかというのを書いていきたいとおもいます。